「青・赤・黄」の3色の混ぜ合わせることによって色は無限に作ることができます。その原理は「色の三原色」と呼ばれ、アメリカの美術教育者「アルバート・ヘンリー・マンセル」によって1905年に創案されました。「まぜまじぇはかせ」は、そうした理論をベースに、ちょっとした問題形式でおはなしを進め、基本的な色の仕組みについて解いていきます。
本編には35点の動物や植物が登場します。紙面いっぱいに広がる絵には、「青・赤・黄」の色の三原色で作られた色が使われています。さまざまなトーンが混ざり合った色を見て、色の広がりを感じてもらえるように工夫しました。 また、表紙カバーの内側には67点の動物や植物が隠れています。色のつながりを感じていただくために、自然界にある色をマンセルの色相環にならって配列しました。この隠れた付録を使って「みっけ」をしたりして遊んでもらえたらいいなと思っています。
伸び伸びと、大胆に色で遊んでほしいと願いを込めて新聞紙大の大きなぬりえを付けました。素材はやさしい風合いの天然の藁半紙です。色をぬるのは、色鉛筆、マーカー、クレヨンなんでもOK。できれば、色の三原色「青・赤・黄」の3色だけでどれほどの色を作ることができるか、チャレンジしていただけたらうれしいです。